編集者の一言

利用者の1人から見た「やまゆり園事件」

 朝テレビがつくなり障害者施設という言葉が飛び込んで来た、同種の施設利用者であるが故に敏感に気付いたのかもしれない、それは「やまゆり園事件」の第一報だった、報道を通して一般の人たちが障害者をどう見ているのかの一端を見たような気がした、知的と肢体主体の違いはあるが施設・職員・利用者・家族それぞれの立場が理解できる様な気がした。

 幸い筆者は奇異の目で見られる等の経験は少ない方だが、親戚からついでに車に乗せてほしいと頼むと「国から通学費を貰っているのに」と言われ、また「親戚にあの子がいると家の子の縁談にかかわる」と人伝に聞いた事もあり、やり切れなさに満ちた両親の表情に小学生ながらも自分の存在が何を意味しているかが理解できそれから数年一切親戚とは絶縁状態になった、それが自分のせいだという負目を感じて自分の存在を否定的にも考えた、また親兄弟の縁を切ってまで自分を育てようとした両親の恩を健常児より重く感じ今も忘れられない。

 今回の事件では容疑者をそうさせた環境・職員として雇った施設・措置入院および退院を決めた医師・その後の行動を監視した地域と警察、複数の要因が考えられいずれにせよ解明と再発防止を願いたい。

 あすかにもTV取材が来て家族の思いを中心に報道されたが、利用者の1人としての思いを書かせていただいた。

 

最後になりましたが

19名の障害者の方々が意に反して命を奪われた事にはご冥福を申し上げるとともに26名の負傷者の方々にお見舞い申し上げます